東山を知る 東山区の概要・取り組み 東山区の概要、伝統文化、取り組み、年中行事をご紹介します。


歴史と文化の香る地域

京都を懐かしむ人々の思い描く景観は、なだらかな東山の山並みと、清らかな鴨川の流れであった。その山川の間に細長く展開するのが東山区の境域である。北は三条通をもって左京区につながり、南は十条通の延長線で伏見区と境を接し、東山の山稜を越えると山科区となる。鴨川の西は中京・下京・南の各区である。

さらにこのなかには、京都を代表する社寺が点在する。北から知恩院、八坂神社、法観寺、建仁寺、六波羅蜜寺、清水寺、妙法院、泉涌寺、東福寺等々、いずれもながい歴史と、豊かな文化財やすぐれた庭園をもち、四季おりおりの名所でもある。「春は花、いざ見にごんせ東山、色香競(あらそ)う夜桜や、秋ぞ色増す華頂山、時雨を厭う唐傘に、濡れて紅葉の長楽寺」と「京の四季」を作詞した幕末の詩人中島棕隠にとっても、京の四季はすべて東山のなかにあるような気分である。

「京都の歴史 10 東山区」より抜粋

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東山の駒札

京の駒札

神社、寺院、旧跡、史跡・・・。
それぞれの歴史が一枚の駒札に物語られています。

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伝統産業の宝庫

京焼・清水焼
京焼・清水焼奈良、平安時代にも京都で陶器が焼かれていたが、産地として発展したのは安土、桃山時代からであり、江戸時代にかけて数多く窯が築かれた。食卓用品、茶華道具、置物などがつくられているが、技術、技法の多様さ、華やかで整然とした美しさが特徴である。
京扇子
京扇子伝統産業の中には、大陸から渡来したものも多いが、扇子は9世紀ごろ日本で考案された。木製の桧扇、次いで紙扇が生み出され、奢侈な工芸美術品として王朝社会の日常生活に深く根をおろし発達をとげた。舞扇、能楽扇、茶扇、飾扇、そして涼をとる実用扇などがある。
かつら
かつらかつら作りは1枚の金属板を叩いて成形し、役者の頭に合わせることから始まる。ひとりひとり頭の形が違うため、人の数だけ違う型ができる。植毛は、大半は人毛が使われている。生え際の1、2本の具合で全体の感じが変わり、最も神経を使うところである。大きく映像用と舞台用に大別される。
京葛籠(きょうつづら)
京葛籠(きょうつづら)葛籠は手間のかかる工芸品である。竹を割り剥ぎ、籠を編み、角にかやを張り、和紙を張る。さらに漆を施して仕上げるが、この間の工程は全部で15。主に婚礼用の衣装籠、呉服・茶道具両用籠等を中心に、乱れ籠、手文庫、小物入れ等がつくられている。最近では、相撲力士のまわしなどを入れる「明荷」と呼ばれる衣装箱にも利用されている。
三味線
三味線木材は、インド産の紅木などを使っている。三味線は使う人の手の大きさ、技量に合わせて作る。製造してから年が経てば経つほど良い音になる。木材切断、研磨、艶出し、漆入れ、皮張り、糸掛けなどの工程のうち、特に皮張りは、三味線の命であり、最も神経を使うところであり、ギリギリまで張りつめる。
提燈(ちょうちん)
提燈(ちょうちん)提燈は、製法上、一周ずつ止めていく「一本掛け式」と螺旋状に巻いていく「巻骨式」に分かれている。竹は、両者とも、丸骨、平骨が使用される。京都では古くから上・下に取り付ける側、提燈本体、仕上げ、とそれぞれの工程を分業によって支え、上質の提燈を作り上げてきた。
花かんざし
花かんざし今では髪を結う人も少なく、花かんざしの需要のほとんどは花街からの特別注文である。羽二重、和紙、平糸、針金などを材料とし、作業はすべて手づくり。羽二重は染めに出し、和紙、平糸は自店で染める。染め上がった羽二重を色々なタガネで花びら等の型に打ち出し、きまりに従って美しく仕上げていく。
帆布製カバン
帆布製カバン厚手の綿帆布・麻帆布を一枚ずつハサミで裁断し、職人がミシンで縫っていく。金具の取付などの仕上げもすべて手作業である。
伏見人形
伏見人形全国90種類以上もある土人形の中で、伏見人形の系統をひかないものはないと言われるほど我が国土人形の元祖であり、民俗的な美しさを誇っている。原型から型を起こし、生地をおこし、仕上げ、焼成、彩色などの工程を経て完成する。昔は分業していたが、今は全工程を1人でしている。

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