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参加店紹介 第28回 霊山歴史館 様

参加店紹介 第28回 霊山歴史館 様  今回は「霊山歴史館」さんをご紹介します。
「霊山歴史館」は,バス停「清水道」または「東山安井」を下車し,東へ徒歩約7分の場所にあり,坂本龍馬の等身大パネルが出迎えてくれます。
 今回,お話をお伺いしたのは,「霊山歴史館」の学芸課長の木村武仁さんです。

コミュニティプロジェクトチーム(以下「コ」):霊山歴史館とはどのような施設でしょうか?
「霊山歴史館」さん(以下「霊」):霊山歴史館の前の霊山という山は,幕末の志士たちのお墓が建てられた場所だったのですが,戦後にお墓まいりに来る人が少なくなったり,また台風の影響などでお墓が荒れていたことに心を痛めたパナソニック創業者の松下幸之助さんが,明治維新100周年を機に墓地の整備を始められました。すると,多くの参拝の方が訪れるようになりました。そのような状況で志士たちが眠る墓地に墓参りだけで帰ってもらうだけではもったいないと松下氏は考え,幕末について勉強できるような施設を造ろうということで造られたのが,「霊山歴史館」です。

コ:どのような方が来られますか?
霊:幕末好きの人はもちろん,観光客の方も来られますね。また,博物館というと,シルバー層が多いのですが霊山歴史館の場合は,家族連れや歴史好きの女性も多く来られます。他の博物館よりも年齢層が低いことが特徴ですね。

コ:霊山歴史館に来るまで急な坂があるので,徒歩だとすごく大変そうですね。
霊:そうですね。ですから,入館者は無料で,坂の途中からですがシャトルバスを利用していただけるようにしています。

コ:車イスの方でも安心して見ることができる工夫はありますか?
霊:館内は段差をなくしてバリアフリーになっています。また,展示は1階と2階がありますが,1階は自分の車イスで見てもらって,2階へはリフトに乗ってもらい,2階では館内の車イスに乗り換えてもらえるようにしています。あと,トイレも段差なしで車イスのまま行けるようになっています。

コ:展示をされるうえで大切にされていることを教えてください。
霊:霊山歴史館ができるときから「若い人に幕末維新の志士の志を知ってもらいたい」という理念をもっていました。ですので,若い人や子どもにも興味をもってもらえるように,また好きになってもらえるように,刀や当時着ていた服,愛用していた品々などの立体物や絵を展示するなどの工夫をしています。他にも,映像を大人用と子ども用の2種類を製作し,大人と子どもが同時に楽しめるようにしています。

コ:今年は大政奉還150周年,そして来年は明治維新150周年ですね。
霊:そうですね。節目の年なので,世間的にも盛り上がっています。テレビ局などから資料の貸し出し依頼も増えていますので,幕末について取り上げた番組を見ていただく機会が増えるなど,多くの人に興味を持ってもらえると思います。この契機に1度,大政奉還とは何だったのか,明治維新とは何だったのかを考えるきっかけになればいいかなと思います。

コ:このお仕事をされていて,よかったと思う瞬間はいつですか?
霊:来られた方が勉強になったとか,幕末は難しいので嫌いだったけど好きになったとか,そういうお客さんの喜ぶ声を聞くと嬉しいですね。


<取材を終えて>
  お話をしていただいた木村さんは,こどもの夏休み教室や出張講習会を行っておられるなど,お話の中でもたくさんの方に幕末・明治維新について学んでもらいたいという思いが伝わってきました。また,実際に館内を見学させて頂くと,子供から大人まで楽しめる展示物や映像があり家族で楽しめる施設だと感じました。東山にお越しの際は,ぜひ「霊山歴史館」にお越しください。

2017.08.30


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