東山で楽しむ

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※これらの情報は過去に掲載されたものです。掲載内容は取材時のものとなりますのでご注意ください。

地域からの情報発信 <第1号>
「地域からの情報発信」では、地域の方から東山へ訪れる観光客の皆さんへ、魅力的な地域情報をお届けします。
今回は、東山区学区特派員(注から、仲秋にふさわしい東山の情報をご紹介します。
注)東山区の広報活動を区役所と共に行っていただくために委嘱した区民の方

東山の萩を訪ねて
 祇園祭、陶器まつり等で賑わう東山の暑い夏が終わり、
紅葉で紅く色付き新たな賑わいを見せる前の静かなこの季節、
東山には素晴らしい魅力があります。
 今回はこの季節を彩る“萩”のスポットをご紹介します。
ゆっくりと東山の萩を訪ねてみませんか。
 ハギはマメ科の落葉低木で、各地の山野に広く分布しています。高さ2メートル内外、白または紅紫色などの蝶形の花を多数総状につけており、秋の七草の筆頭として古来から愛好されています。

青蓮院 高台寺 霊山観音 智積院 天得院

※見頃の時期は例年の開花時期を参考に記載しています。


青蓮院 見頃:9月中旬~下旬
青蓮院

【写真:平成20年9月18日撮影】
格調高い優雅な庭園の傍らに咲く可憐な宮城野萩は訪れる人たちの心をきっと和ませてくれるにちがいありません。

 天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして知られている青蓮院は、天台宗の祖最澄により僧侶の住坊として造られた青蓮坊が青蓮院の起源といわれています。第十二代行玄大僧正に鳥羽法皇が関与して門跡寺院となり、門主は皇族、五摂家に限られていました。天明の皇房炎上時には仮御所となるなど厚い格式を維持しています。また、ここには作者の違う三つの庭園があり、まず華頂殿から眺められる池を配した相阿弥の庭、小堀遠州の霧島の庭、さらに好文亭のある大森有斐の庭と続きます。いずれも粟田山の山裾を活かした名園で格調高い優雅さで包まれています。その周辺には山紅葉、霧島のつつじ、あせび等を点植し、西行法師が慈圓大僧正に携え贈られた立田山の楓、宮城野の萩が夏から秋にかけて二回可憐な花を咲かせ、普通の萩と違う種類といわれています。優れた手腕を持つ作者が品格ある庭園を造り上げ、訪れる人々の心を癒し続けてくれています。この日は雨が降り、眺めた雨の庭園の趣きは歴史の重みと共に一段と輝いて見えました。
学区特派員:小峠 睦子


正式名称 青蓮院門跡 (しょうれんいんもんぜき)
住所 東山区粟田口三条坊町69-1
電話番号 075-561-2345 FAX 番号 075-561-0383

交通案内 ○地下鉄東西線 東山駅下車 徒歩約5分
○市バス 神宮道 徒歩約3分
車椅子による見学 不可
拝観・開館時間 9:00~17:00(受付終了16:30)
休日・休館 無休
備考 春・秋に夜間ライトアップを開催



高台寺 見頃:9月中旬~下旬
高台寺
高台寺

 高台寺は東山霊山の山麓、八坂法観寺の東北にあり、豊臣秀吉没後その菩提を弔うため秀吉夫人の北政所(ねね)が1606年に開設しました。たびたびの火災にあって建物の多くは焼失してしまいましたが、現在残っている旧持仏堂の開山堂と霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台等は現在国の重要文化財に指定されています。
 高台寺の庭園は桜・紅葉等四季折々に楽しませてくれますが、なかでも「萩」は蕪村が「黄昏や萩に鼬の高台寺」と句を詠むほど有名です。
 まず迎えてくれるのは石畳右側が赤色、左側が白色の「萩」です。庭園ではすぐ近くで鑑賞することができます。小堀遠州による庭園は、東の臥龍池、西の偃月池を中心に展開され、国の史跡・名勝に指定されており、その石組みの見事さは桃山時代を代表する庭園として知られています。また、庭園の出口では再度入口の赤・白の萩が迎えてくれるのが嬉しく得した気持ちになれます。

【写真:平成20年9月16日撮影】
前庭の左側、まず目に飛び込んでくるのは、既に満開に近い状態の白い萩。右側の赤い萩はまだ4分5分程度です。満開の白と赤の萩に導かれる花道になる日も近く楽しみです。庭園の萩も半分以上咲いており、もう間もなく見頃を迎えようとしています。


学区特派員:熊谷 明美


住所 東山区高台寺下河原町526
電話番号 075-561-9966 FAX 番号 075-561-7387

交通案内 ○京阪電車 四条駅下車 徒歩約15分
○阪急電車 河原町駅下車 徒歩約20分
○市バス 東山安井下車 徒歩約5分
車椅子による見学 可。庭園のみ
拝観・開館時間 9:00~17:00
休日・休館 無休
料金
  一般 団体割引
大人 600円 500円
大学生 600円 500円
高校生 250円 250円
中学生 250円 250円
小人 無料 要保護者同伴
30人以上団体割引
障害者無料 ※通常拝観時



霊山観音 見頃:9月中旬~下旬
霊山観音

【写真:平成20年9月16日撮影】
大きな観音様を囲むように背丈を越える赤と白の2色の萩が咲き誇る様子は圧巻です。園内には萩のほかにススキ等も観られ、秋の風情を感じさせてくれます。
まだ7分咲きでもう間もなく満開を迎えるでしょう。

 霊山観音は昭和30年6月8日洛東霊山の麓に、平和日本の建設と殉国の英霊並びに大戦による犠牲者の冥福を祈念するために建立されました。高さは24mもあり、その存在は東山の各所から確認できるほどです。秋になると庭一面に観音尊像を囲むように、百株を越える萩の花が咲き乱れます。静かで広々とした庭にいきいきと咲くたくさんの萩の花とそれを優しい表情で見守る観音様によって、境内は非常に風情のある空間となります。この萩の花を皆で楽しもうと毎年9月に萩鑑賞会が開かれます。萩鑑賞会は今年で39回目と大変歴史の深いもので、毎年千人以上もの人が訪れるそうです。この鑑賞会は訪れた方に楽しいひと時を過ごしていただくと同時に、萩と一緒に観音様を見ることによって戦争で亡くなった方たちへの思いをはせてもらうことを目的として行われているそうです。

<萩鑑賞会(萩まつり)>

日時 平成24年9月16日(日)
開催時間:11:00~15:00
受付時間:10:00~14:00
霊山観音
料金 鑑賞券2,000円
(お守り、福引、食事、
高台寺の拝観券等付)
内容 福引き、落語、フラダンス、ビンゴゲーム、スーパーボールすくい、ビーズ遊びなど

東山区役所 まちづくり推進課
インターンシップ学生:林 卓寛



住所 東山区高台寺下河原町526-2
電話番号 075-561-2205 FAX 番号 075-541-1557

交通案内 ○市バス 東山安井下車 徒歩約7分
○京阪電車 四条駅下車 徒歩約15分
○阪急電車 河原町駅下車 徒歩約20分
車椅子による見学 左側のスロープで観音像前まで行ける
車椅子用トイレなし
拝観・開館時間 8:40~16:20(受付終了16:00)
休日・休館 8月下旬または9月上旬2日間、12月31日
料金
小・中・高校生 150円(パンフレット付)
大学生・一般 200円(線香・パンフレット付)



智積院 見頃:9月中旬
智積院

【写真:平成20年9月18日撮影】
赤紫の萩の花が八分咲き、白萩はちらほらといったところです。これからが見頃となるでしょう。萩には派手さはありませんが、可憐な美しさがあります。桜と違って、すぐには散らず、長く楽しめます。

 「暑いですね。」のあいさつも言い尽くされ、猛暑はいつまで続くのかとうんざりしていたところに虫の音がある夜聞こえた。思えば朝夕が急に涼しくなり、秋の訪れを感じるこの頃です。虫の音もさることながら、秋の気配は私たちの目にも感じさせてくれます。それは、古来から秋の七草のひとつとして親しまれてきた萩です。
 京都駅から歩いて30分程のところに智積院があります。智積院は、真言宗智山派の総本山で、南北朝のころ創建された紀州根来山の塔頭寺院が起こりとされています。
 智積院の名勝庭園は利休好みの庭と伝えられ、中国の廬山を形どって造られています。四季折々の植込みがあり、9月中旬からは萩が見頃を迎えます。赤、うす紅、白色と三色あり、庭園の入口を両手を広げるように左右に配置されています。本数も多く、見応えのあることは言うに及びません。
 また、智積院所蔵の国宝障壁画は長谷川等伯一派による「桜図・楓図」が有名で、桃山時代を代表する雄大かつ絢爛豪華な絵画は観る者を圧倒します。
 障壁画を観た後の庭園は、心静かに落ち着いた気持ちにさせてくれ、特に萩はことさら暑かった夏の疲れを癒してくれます。
学区特派員:中山 民子


住所 東山区東大路七条下ル東瓦町964
電話番号 075-541-5361 FAX 番号 075-541-5364

交通案内 ○京都駅から市バス 100,206,208系統 東山七条下車 徒歩3分
○京阪電鉄 七条駅下車 東へ徒歩10分
車椅子による見学 可(事前に連絡願います)
拝観・開館時間 9:00~16:30(受付終了:16:00)
休日・休館 12月29日~31日
料金
大人 500円
中・高生 300円
小学生 200円

収蔵庫と庭園 共通料金
団体20名以上 50円引き



天得院 見頃:9月初旬
天得院

【写真:平成20年9月12日撮影】
見頃を迎えた赤紫の可憐な小さな花が、ひとつひとつ競い合うように咲いています。門側には彼岸花が咲き始めていて、曲線と直線のコントラストがおもしろいです。

 天得院は、南北朝時代の正平年間(1346~70年)に東福寺第三十世住持無夢一清禅師によって開創された東福寺五塔頭のひとつです。
 安土桃山時代に作られたという枯山水の庭には、一面に杉苔が広がり、四季折々の花々が彩りを添えます。庭園は、キキョウの咲き始める頃と紅葉の色付く頃の年2回、1ヵ月だけ公開されます。傷みやすい苔のために裸足で手入れをされるという(その)住職は「人間の本来の気持ちが変わらなければ、環境に対する気持ちは変わりません。花を美しいと思えるのは人間だけです。庭を観ていると心が癒されます。そして、自然の素晴らしさを知って自ら自然を大切にと思えるようになれば、環境保護は進められます。」とおっしゃいます。天得院
 この時期の天得院は、二度咲きの萩が二度目の花を咲かせます。主に土塀の外側に植えられているので誰でも見ることができます。一度目は6~7月、枝が垂れ下がる程長く伸びて、側に植えられているサツキやアジサイと一緒に花が咲き、他ではみられないめずらしい光景を観ることができます。花が終わり枝を切り落とすと、半月後にはまた芽が出始めて、9月初めに二度目の花が咲きます。今度は枝が長く伸びることはなく小振りではありますが、通りすがりの人の目を楽しませ、心を和ませてくれます。
学区特派員:大平 ひろみ


住所 東山区本町15丁目802
電話番号 075-561-5239 FAX 番号 075-525-3653

交通案内 ○JR・京阪電車・市バス 東福寺下車 徒歩約7分
車椅子による見学 不可
拝観・開館時間 9:30~16:00
備考 特別拝観:初夏(6月中旬~7月中旬)、秋(11月)
期間中初夏は「桔梗膳」秋は「紅葉膳」の精進料理3,000円(税込、11:00~14:00)有
料金 大人  300円(高校生以上)
小人  200円(中学生)
団体割引なし

特別拝観中(夜間)
大人  500円(高校生以上)
小人  300円(中学生)



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